自動車学校でも教育訓練給付制度を利用して、支払った料金のうち一部を給付金として受け取ることで免許取得費用を安く抑えることができます。中型車や大型車などこれから就職する上で必要であったり、キャリアアップで必要な方には国の行っている本制度を利用していただくことをおすすめ致します。
本記事では、当校で本制度が利用できる免許の種類と本制度の概要及び利用方法をご説明させていただきます。

教育訓練給付制度が利用できる免許の種類については、
厚生労働省のHPによれば「大型自動車第一種・第二種免許」「中型自動車第一種・第二種免許」「大型特殊自動車免許」「準中型自動車第一種免許」「普通自動車第二種免許」となっています。
（下図参照）

ただし、どの免許で利用できるかは自動車学校が講座登録を申請しているかによって異なるため注意が必要です。

当校では、下記免許の種類について本制度を利用することができます。

利用可能車種は、準中型車・中型車・大型車・普通二種・大型二種・大型特殊・牽引の7車種となります。所持免許によって利用できる場合とできない場合があります。

そもそも「教育訓練給付制度」とは、 働く人々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給されるものです。
この教育訓練に、自動車学校で行われる一部教習コースが該当するため、教育訓練給付金を受け取ることができるのです。
また、一宮・高知県自動車学校でご利用いただけるのは、「教育訓練給付制度」のうち一般教育訓練に該当するものとなりますので、受講費用の20％（上限10万円）が給付されます。

本制度を利用するにあたっては下図のような流れで制度利用者自身で行っていただく必要があります。

まず、該当の免許取得コースを受けられる前に、
（あ）「免許取得コースが本制度の適用を受けられるか」と
（い）「ご自身が受給資格があるか」
を確認していただく必要があります。

（あ）「免許取得コースが本制度の適用を受けられるか」 については、当校にご確認いただければお答えができます。

（い）「ご自身が受給資格があるか」につきましては制度運用者のハローワークでご確認をしていただくようになります。

①が問題なければ、当校へご入校をして実際に通常通り免許取得コースを受講いただき、教習を修了していただきます。

教習が修了したら、ご自身でハローワークに行って給付金の支給申請をしていただきます。申請書類に関しては当校でご準備させていただく書類はこちらからお渡しをさせていただきます。

申請が問題なく受理されましたら、後日給付金の支給がされます。
給付金の支給の時期などはハローワークへお問い合わせください。

教育訓練給付制度の支給対象となる要件をまとめてみました。
下記の①～③のすべてを満たす場合に一般の教育訓練給付金の支給を受けることができます。

①受講開始日現在で雇用保険の支給要件期間が3年以上（初めて支給を受けようとする方については、当分の間、1年以上）あること
②受講開始日時点で被保険者（※1）でない方は、被保険者資格を喪失した日（離職日の翌日）以降、受講開始日までが1年以内（適用対象期間の延長が行われた場合は最大20年以内）であること
③前回の教育訓練給付金受給から今回受講開始日前までに3年以上（※2）経過していること

「教育訓練給付制度」という制度を聞きなれない方も多いのではないでしょうか。また、聞いたことがあっても自動車学校で利用ができることをご存じない方も多いのかもしれません。制度の利用は、現在お仕事をされている方であっても受給要件に当てはまれば利用することができます。免許取得をご検討されている方には是非知っておいていただきたい情報です。「教育訓練給付制度」を利用して少しでも費用を安く効率的にスキルアップを目指しましょう。