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2022/03/08 コラム

準中型免許とは?【解説】~取得費用や条件、日数について解説

準中型免許とは?【解説】~取得費用や条件、日数について解説

本記事では、準中型免許制度の概要と費用や日数などのポイントを解説致します。

準中型免許とは?

準中型免許の新設

 準中型免許は、 交通死亡事故の削減と、若年者の雇用促進のため、
平成29年3月12日から、普通自動車、中型自動車、大型自動車に加えて、
車両総重量3.5トン以上7.5トン未満等の自動車が新たに「準中型自動車」として新設され、
これに対応する免許として「準中型免許」及び「準中型仮免許」が新設されました。

 新設に当たって、それまで中型免許がないと乗ることができなかった準中型に対応する車種については免許を取れば運転できるようになりました。

改正前の普通車免許

 また、改正前の普通免許をお持ちの方は、車両総重量5トン未満の自動車については運転をすることができますが、車両総重量5トン以上7.5トン未満の自動車を運転する場合には「限定解除」の審査を受ける必要があります。

参考ページ

(警視庁ホームページ)準中型自動車・準中型車免許の新設について

(参考)準中型5t限定免許について

 平成29年3月12日の改正前の普通免許をお持ちの方は、
車両総重量5トン未満の自動車については運転をすることができますが、
車両総重量5トン以上7.5トン未満の自動車を運転する場合には、
「限定解除」の審査を受ける必要があります。

 また、この免許をお持ちの方には免許証の条件欄に
「準中型で運転できる準中型車は、準中型車(5t)に限る」といった文言が記載されています。

準中型5t限定解除審査について

 「準中型一種5t限定MT」「準中型一種5t限定AT」をお持ちの方は、限定解除審査を受けることで「準中型一種」免許を取得することができます。

準中型の取得条件・資格

 準中型を取得するためには、満18歳以上であることや免許取得の欠格事由に該当しないことなどがあげられます。
また、視力や聴力が規定以上であることも必要となります。

準中型免許で運転できる、乗れる車種

 では、実際に準中型免許を取得するとどのような車が運転できるのでしょうか。

 身近なものでは、引っ越しで使用する2トンショートや2トンロングの貨物自動車が上げられます。
単身や二人で引っ越しをする際によく利用されるとトラックですね。
平成29年の改正以前では普通車免許で運転できる車でしたが、改正後は普通車免許では運転できなくなったので注意が必要です。
そのほかにも、小型消防車、保冷車、高所作業車などのビジネスで必要な自動車も運転をすることができます。

準中型の取得費用はいくら?

 弊社では、現在お持ちの免許によって下記の料金で取得をすることができます。

通学の場合

所持免許 教習時間 授業料(税込合計)
技能 学科
免許なし、または小特 41 27 ¥377,190
原付 41 27 ¥372,240
普通一種 13 1 ¥147,950
普通一種(AT限定) 17 1 ¥174,350
二輪 39 3 ¥304,040
普通二種 9 0 ¥119,350
普通二種(AT限定) 13 0 ¥145,750
準中型仮免(原付なし) 23 17 ¥236,620
  • 高速教習は実車にて行います。
  • 補習や再検定が発生した場合は別途費用がかかります。

合宿の場合

所持免許 授業料(税込合計)
免許なし、原付 ¥345,000
普通一種 ¥169,950
普通一種(AT限定) ¥191,950
二輪 ¥323,000
準中型仮免 ¥198,000
  • 高速教習は実車にて行います。
  • 技能教習3時限、技能検定2回の保証があります。保証を超える補習や再検定が発生した場合は別途費用がかかります。
  • 合宿免許の料金は入校日によって異なる場合があります。

その他にもお持ちの免許によって費用が変わる場合がございますので、上記に該当しない方もお気軽にお問い合わせください。

準中型の取得期間はどれくらい?

取得期間はどれくらいかかるのでしょうか。

免許のない方

 まず、免許を全く持たれていない方が取得する場合には、
41時間の技能教習と27時間の学科教習があります。
日数でお伝えすると最短で18~20日かかります。

 もし学校やお仕事をしながらですとスムーズにいっても大体40日前後はかかります
学科教習は弊社の場合、大部分はオンラインで受けていただくことができますのでお忙しい方でも通学の日数を減らしたりより短い期間での取得にチャレンジしていただくことができます。

普通一種免許をお持ちの方

 次に、普通車の免許をお持ちの場合はどうでしょうか。
 普通車の免許をお持ちの場合は、13時間の技能教習と1時間の学科教習があります。
こちらも日数でお伝えすると最短で7日間。
学校やお仕事をしながらですと2週間前後でしょうか。
普通車の免許で学科を受けているので、
学科試験は課されないため全く免許がない状態からの取得よりも負担は少なくなります。

準中型5t限定免許をお持ちの方

 最後に、準中型(5t限定)をお持ちの場合の限定解除審査でかかるのはどれくらいでしょうか。
準中型(5t限定)をお持ちの場合は、4時間の技能教習のみとなります。
最短3日で終了します。他の免許と比べると早く取得をすることができますね。

 こちらも他にお持ちの免許がある場合に取得期間が変わってきたりしますので、
気になる方はお気軽にお問い合わせください。

準中型の教習時限一覧

準中型免許 教習時限数一覧

取得免許所持免許技能学科
1段階2段階合計1段階2段階合計
準中型なし・原付18時限23時限41時限10時限17時限27時限
普通自動二輪16時限23時限39時限0時限3時限3時限
大型自動二輪16時限23時限39時限0時限3時限3時限
普通車MT4時限9時限13時限0時限1時限1時限
普通車AT8時限9時限17時限0時限1時限1時限
大型特殊13時限18時限31時限0時限4時限4時限
大型特殊
カタピラ限定
18時限23時限41時限0時限4時限4時限
普通二種MT4時限5時限9時限0時限0時限0時限
普通二種AT8時限5時限13時限0時限0時限0時限

準中型の免許取得に必要なものは?

 準中型免許を初めて取得される方は下記の書類が必要となります。
・住民票(本籍地記載のもの)抄本
・身分証明書(健康保険証、住基カード、マイナンバーカード等)

準中型免許の合宿免許 お得に最短で

 合宿免許なら通学だと難しい最短卒業も目指せます。
準中型車免許の場合は、所持免許なし・原付から取得する場合は19~20日間と
少し期間は長くなります。

準中型免許取得におすすめの時期

 仕事ですぐに必要な方や学校を卒業するまでのお休みで取得したい方など
ある程度予定をあけることができるかたは断然合宿免許がお得です。
また、4月~7月、10月~1月前半は料金もリーズナブルなのでお得に免許を取得することができます。

準中型免許のまとめ

 準中型免許制度がはじまり、それまで中型免許がないと運転できることができない車も準中型免許があれば運転できるようなりました。

若年者の雇用促進

 中型免許は20歳以上でないと取得できない免許だったため18歳で就職される方は、運送業などでトラックの運転ができなかったり、その他ビジネスで利用される自動車の運転ができないことがあり、若年者の雇用が制限される場面もございました。

 今回の制度改正によって若年者の早期活躍が期待できるようになりました。
近年では、運送業や公務員などで仕事をされる方で、高校を卒業される際に準中型を取得される方も増えてきました。

 普通車と比べると期間や費用のかかる免許ですが、手に職をつけて早期に活躍したい方にはうってつけの免許ではないでしょうか。

この記事を書いた人

ライター

問田 和希

株式会社ケーディエス マーケティング担当
大学は法学部を専攻。
2021年8月より株式会社ケーディエス(一宮・高知県自動車学校・安芸自動車学校・くま高原ドライビングスクール)にてマーケティング担当としてWEB対策(ホームページリニューアル)や広告運用、合宿免許の募集担当を行う。

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