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2023/11/18 コラム

普通二種免許取得のための取得方法や期間、費用を解説

普通二種免許取得のための取得方法や期間、費用を解説

本記事をご覧いただくことで普通二種の免許の概要や取得方法が分かるようになっています。

普通二種免許とは?

そもそも普通二種はどのような免許なのでしょうか。
まずは、普通二種免許で運転できる車の概要や代表例、
免許の種類について解説をしていきたいと思います。

普通二種免許で運転できる車の概要と代表例

概要

普通二種免許は、道路交通法上の免許区分のひとつ。1956年8月1日より施行された
「道路交通取締法施行令第54条」により創設された免許です。
これは、現行の道路交通法第86条に規定されています。

この普通二種免許を取得することで、
普通一種免許で運転できる車両の旅客運送(利用者から直接運賃を得て運転をする)や、
運転代行の業務として顧客の車を運転することができます

そして、運転できるようになる車の代表例としては、
「タクシー」があげられるでしょうか。
仕事でこのような車両を運転する際には必要となる免許です。

普通二種(タクシー)
普通二種(タクシー)

普通二種免許の種類

普通二種AT限定

そもそも、普通二種免許には、通常の「普通二種」免許のほかに、
「普通二種AT限定」免許があります。

「AT限定」がついている免許は、
通常の普通二種免許と異なり、MT車の運転をすることができず、
AT車のみ運転をすることができます。

二種免許の現行の免許制度

二種免許の現行の免許について下記表にまとめてみます。
免許によって運賃をもらって運転できる車の最大車両総重量、最大積載量、最大収容人数が異なります。


免許の種類
運転できる車両
最大車両総重量最大積載量最大収容人数
普通二種3.5t未満2t未満10人以下
中型二種5t限定5t未満3t未満10人以下
中型二種8t限定8t未満5t未満10人以下
中型二種11t未満6.5t未満11人以上30人未満
大型二種制限なし制限なし制限なし

普通二種免許を取得するメリット

さあ、普通二種免許を取得するとどんなメリットがあるでしょうか。
普通二種免許は、タクシー会社への就職や独立開業し、自営業など主にビジネスで活躍をすることができる資格です。

  • 直接運賃を得てタクシーや介護タクシーなどを運転することができます。
  • 運転代行として他人の車を運転して料金をもらうことができます。

普通二種免許が必要ない場合

タクシーの車両を運転する場合でも、
車両の回送や試運転等であって、旅客運送運転に当たらない運転に限り、
普通一種免許で運転をすることができます。

普通二種免許を取得するには?

次に、普通二種を取得するためにはどのようにしたらよいのでしょうか。

取得資格

まず、普通二種の取得資格です。
普通二種免許は普通一種免許と比べて年齢要件や経験経験要件が厳しいのが特徴です。

また、取得するためには、年齢は21歳以上(年齢要件)で、
普通車・準中型車・大型特殊の免許を取得して3年以上経過している(経験要件)
必要があります。


もっとも、近年では、受験資格特例教習が新設され、
教習所で所定のカリキュラムを受講することによって、
年齢・経験要件を年齢は19歳以上、経験は1年以上に引き下げることができるようになりました。

受験資格特例教習


受験資格特例教習は、所定のカリキュラムを受けることで普通二種を取得するための条件を、年齢は19歳以上、経験は1年以上に引き下げることができるようになります。

受験資格特例教習の教習時限は下表のようになります。

課程
第1段階
第2段階
合計
技能
教習
学科
教習
合計
技能
教習
学科
教習
合計
技能
教習
学科
教習
合計
年齢
課程
2時限
2時限
4時限
2時限
1時限
3時限
4時限
3時限
7時限
経験
課程
9時限
0時限
9時限
18時限
2時限
20時限
27時限
2時限
29時限

年齢課程のみ:7時限
経験課程のみ:29時限
年齢課程および経験課程:36時限
※1日に教習可能な技能教習の時限数は第1段階および第2段階どちらも3時限まで可能です。連続して3時限を受講することはできません。
※技能教習には普通車を使用して実施をします。

普通二種免許の取得方法と費用の目安

次に、取得方法と費用について見ていきましょう。 その方法には運転免許試験場で実施される「一発試験」と「教習所に通う」という2つの方法があります。

普通二種の一発試験を免許センターで受験する

まず、運転免許試験場で、
運転の試験を受け合格をすることができれば免許を取得することができます。
流れとしては、大体以下の流れと費用となります。

①住所地の免許センターで申請書類の作成

まずは、運転免許センター(運転免許試験場)で申請書類の作成を行います。
申請書類の作成には受験料として4,800円(税込)がかかります。

②普通二種適性検査を受検

適性検査では視力検査を行います。
通常の視力は両目で0,8以上でかつ片目で0.5以上見える必要があります。
また、深視力検査で3回の平均誤差が2cm以下である必要があります。

③学科試験を受けて合格

普通二種の学科試験は、試験時間50分間で計95問(通常問題90問各1点、イラスト問題5問各2点)を解き、合計90点以上取れれば合格となります。

④技能試験を受けて合格

学科試験に合格後、技能試験を受ける日の予約を取ります。
都道府県によっては当日に試験を受けることも可能です。
また、試験の際には試験車使用料2,850円がかかります。

⑤免許の取得時講習を受ける

技能試験に合格すると、近隣の自動車教習所などで取得時講習を受けていただく必要があります。
その際に、受講費用30,300円(講習料金18,600円,応急救護8,400円,応急教材費3,300円)がかかります。

⑥運転免許の交付

取得時講習までが終わると住民票住所地の免許センターで免許証の交付を受けることができます。
ここで、免許交付手数料として2,050円がかかります。
総額40,000円なので、教習所に通うよりも安く取得できますね。


ただし、不合格の場合は再試験で費用が再度かかる場合もございますのでご注意ください。
また、運転免許試験場で試験を受けるために数週間から数か月待たないといけないこともあります。
ただし、二種免許は一種免許と比較して難易度が高いのも特徴です。

もし、時間に余裕があり運転にも自信がある方は、
一発試験に挑戦していただくと安くすませることもできるのでうれしいですね。

教習所に通う

一番メジャーな方法は、教習所に通うという方法ですね。

教習所に通えば所定のカリキュラムを終えて卒業検定に合格すれば、
運転免許試験場での技能試験が免除されるため適性検査、学科試験を受けることで免許を取得することができます。

もっとも、教習所に通う方法も通学免許と合宿免許の2種類があり、
それぞれにメリットデメリットがあります。

ちなみに、費用の相場では、通学免許が20万〜30万円程度、
合宿免許だと20万円〜30万円程度
でしょうか。


もちろん、現在お持ちの免許によっても費用は変わってきますが、
お住いのエリアによっては合宿免許の方が安い場合がある免許です。
合宿免許の場合は全国で教習所を探すことができます。
そのため、選択肢の幅を増やすことができます。

普通二種の教習時限

普通二種MT・ATを取得するために必要な教習時限を下表にまとめてみました。

普通二種MTの教習時限


所持免許
1段階2段階合計
技能教習学科教習技能教習学科教習技能教習学科教習
普通車AT12時限7時限13時限12時限25時限19時限
普通車MT8時限7時限13時限12時限21時限19時限
準中型車5t限定AT12時限7時限10時限12時限22時限19時限
準中型車5t限定MT8時限7時限10時限12時限18時限19時限
準中型車8時限7時限10時限12時限18時限19時限
中型8t限定AT12時限7時限10時限12時限22時限19時限
中型8t限定MT8時限7時限10時限12時限18時限19時限
中型一種8時限7時限10時限12時限18時限19時限
大型一種8時限7時限10時限12時限18時限19時限
普通二種AT4時限4時限

普通二種ATの教習時限


所持免許
1段階2段階合計
技能教習学科教習技能教習学科教習技能教習学科教習
普通車AT8時限7時限13時限12時限21時限19時限
普通車MT8時限7時限13時限12時限21時限19時限
準中型車5t限定AT8時限7時限10時限12時限18時限19時限
準中型車5t限定MT8時限7時限10時限12時限18時限19時限
準中型車8時限7時限10時限12時限18時限19時限
中型8t限定AT8時限7時限10時限12時限18時限19時限
中型8t限定MT8時限7時限10時限12時限18時限19時限
中型一種8時限7時限10時限12時限18時限19時限
大型一種8時限7時限10時限12時限18時限19時限

普通二種の最短取得日数

普通二種免許の技能教習は1日に3時限まで行うことができます。
なので、毎日3時限の教習を受けると現行の普通車免許をお持ちの方は7日+卒業検定、それ以外の方は6日+卒業検定で自動車学校を卒業することができます。

毎日技能教習3時限と学科教習を3時限程度受けなければならないので、
大体1日6時間程度教習を受けることになりますね。
自動車学校に通うことで効率的に免許取得をすることができます。

2024年6月29日より上限の教習時限が変わりました。

<2024年7月2日追記>
2024年6月29日より普通二種の1日当たりの教習時限数が4時限まで可能となりました。それに伴って、最短日数は現行の普通車免許をお持ちの方は5日+卒業検定、それ以外の方は6日+卒業検定で取得をすることができます。(令和6年内閣府令第59号)

普通二種をお得に取れる一般教育訓練給付金

普通二種免許を取得の際には、厚生労働省の一般教育訓練給付金が利用できます。
そして、一般教育訓練給付金を利用すると受講費用の20%(上限10万円)が訓練修了後に支給されます。

ただし、自動車学校によって利用できるかできないかが異なる場合がございますので、
必ずご入校までにご確認をお願い致します。また、ご自身に受給資格があるかどうかも確認が必要となります。

まとめ

  本記事をお読みいただければ普通二種免許の概要や取得方法についてはご理解いただけたのではないでしょうか。
また、弊社では、通学免許・合宿免許で普通二種免許の取得を希望されている皆様のサポートをしております。

普通二種免許は昨今の外国人観光客の増加に伴い非常に人気が高い免許です。
タクシードライバーが不足するなか、各タクシー会社は採用に力を入れています。
就職に有利な普通二種免許を取得してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

ライター

問田 和希

株式会社ケーディエス マーケティング担当
大学は法学部を専攻。
2021年8月より株式会社ケーディエス(一宮・高知県自動車学校・安芸自動車学校・くま高原ドライビングスクール)にてマーケティング担当としてWEB対策(ホームページリニューアル)や広告運用、合宿免許の募集担当を行う。

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