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2023/06/07 コラム

【保存版】働く人を応援。大型一種免許取得のための取得方法や期間、費用を解説

本記事をご覧いただくことで大型一種の免許の概要や取得方法が分かるように解説をさせていただきます。

大型一種免許とは?

そもそも大型一種はどのような免許なのでしょうか。まずは、大型一種免許で運転できる車の概要や代表例、免許の種類について解説をしていきたいと思います。

大型一種免許で運転できる車の概要と代表例

概要

現行の大型一種免許は、貨物自動車による事故の防止を目的として平成19年6月2日より施行された「道路交通法の一部を改正する法律(平成16年法律第90号)」(以下、改正法と言います。)によりそれまで「政令大型自動車」として区分されていた免許が中型一種免許から区分されている免許です。この大型一種免許を取得することで、車両総重量11t以上、最大積載量6.5t以上、最大収容人数30人以上の車両を運転することができるようになります。

代表例

そして、運転できるようになる車の代表例としては、10tトラック、ダンプカー、タンクローリーなどの大型車両があげられるでしょうか。仕事でこのような車両を運転する際には必要となる免許です。

10tトラック
ダンプカー

現行の免許制度

現行の免許について下記表にまとめてみます。


免許の種類
運転できる車両
最大車両総重量最大積載量最大収容人数
普通3.5t未満2t未満10人以下
準中型5t限定5t未満3t未満10人以下
準中型7.5t未満3.5t未満10人以下
中型8t限定8t未満5t未満10人以下
中型11t未満6.5t未満11人以上30人未満
大型制限なし制限なし制限なし

大型一種免許を取得するメリット

さあ、大型一種免許を取得するとどんなメリットがあるでしょうか。大型一種免許は、就職や自営業など主にビジネスで活躍をすることができる資格です。

  • 大型トラックが運転できるので、運送業はもちろんのこと土木建築業者でも活躍することができます。
  • ホテルや旅館の送迎、部活動の送迎、会社の送迎、テレビロケ等の移動、回送車など輸送に費用が発生しない場合において大型バスの運転が可能になります。
  • タンクローリー、ダンプカー、ミキサー車など工事現場で必要な専門的な車両の運転をすることができるようになります。※車種によっては、別途資格が必要になる場合や熟練の技術が必要になるため注意が必要です。

大型一種免許を取得するには?

次に、大型一種を取得するためにはどのようにしたらよいのでしょうか。

大型一種免許の取得資格

まず、大型一種の取得資格です。大型一種免許は他の免許と比べて年齢要件や経験経験要件が厳しいのが特徴です。また、取得するためには、年齢は21歳以上で、普通車・準中型車・大型特殊の免許を取得して3年以上経過している(経験要件)必要があります。もっとも、近年では、受験資格特例教習が新設され、教習所で所定のカリキュラムを受講することによって年齢・経験要件を年齢は19歳以上、経験は1年以上に引き下げることができるようになりました。

一宮・高知県自動車学校の受験資格特例教習についてはこちら

大型一種免許の取得方法と費用の目安

次に、取得方法と費用について見ていきましょう。その方法には運転免許試験場で実施される「一発試験」「教習所に通う」という2つの方法があります。

一発試験

まず、運転免許試験場で、運転の試験を受け合格をすることができれば免許を取得することができます。流れとしては、大体以下の流れと費用となります。
①大型一種仮免許試験を受けて合格
費用 5,500円(受験料2,900円、試験車使用料1,450円、仮免許証交付料1,150円)
②大型一種免許試験を受けて合格
費用 8,650円(受験料4,100円、試験車使用料2,500円、免許証交付料2,050円)
③取得時講習を受ける
費用 22,000円
④運転免許の交付
総額36,150円なので、教習所に通うよりも安く取得できますね。ただし、不合格の場合は再試験で費用が再度かかる場合もございますのでご注意ください。また、運転免許試験場で試験を受けるために数週間から数か月待たないといけないこともあります。もし、時間に余裕があり、運転に自信がある方は一発試験に挑戦していただくと安くすませることもできるのでうれしいですね。

仮免許試験本試験取得時講習合計
5,500円8,650円22,000円36,150円
一発試験で必要な費用

参考記事
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/annai/ogata/tetsuzuki10.html
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/menkyo/annai/chugata/tetsuzuki22.html

教習所に通う

一番メジャーな方法は、教習所に通うという方法ですね。教習所に通えば所定のカリキュラムを終えて卒業検定に合格すれば運転免許試験場での技能試験が免除されるため適性検査のみで免許を取得することができます。もっとも、教習所に通う方法も通学免許と合宿免許の2種類がありそれぞれにメリットデメリットがあります。ちなみに、費用の相場では、通学免許が20万〜40万円程度、合宿免許だと19万円〜35万円程度でしょうか。もちろん、現在お持ちの免許によっても費用は変わってきますが、通学免許よりも合宿免許の方が安い免許になりますね。

関連記事 合宿免許と通学免許のどちらを利用するべき?【最新版】

大型一種の教習時限

大型一種を取得するために最低限必要な教習時限を下表にまとめてみました。


所持免許
1段階2段階合計
技能教習学科教習技能教習学科教習技能教習学科教習
普通車AT16時限18時限1時限34時限1時限
普通車MT12時限18時限1時限30時限1時限
準中型車5t限定AT15時限15時限1時限30時限1時限
準中型車5t限定MT11時限15時限1時限26時限1時限
準中型車10時限13時限23時限
中型8t限定AT12時限12時限24時限
中型8t限定MT8時限12時限20時限
普通二種AT16時限14時限30時限
普通二種MT12時限14時限26時限
大型特殊18時限27時限4時限45時限4時限
中型一種・二種5時限9時限14時限
自衛隊限定大型一種6時限※限定解除
大型一種 教習時限一覧

大型一種の教習では、1段階は1日2時限まで2段階では1日3時限までの技能教習を受けることができます。ただし、3時限連続で技能教習を受けることはできず、休憩を1時限挟まなければなりません。

大型一種の教習を実施している教習所数

ところで、大型一種を実施している教習所数は全国でどれくらいあるかご存じでしょうか。

結論から申し上げると、全国で大型一種の教習を実施している教習所は2022年で425校あります。これだけを聞くと多く感じますが、普通一種の教習を実施している教習所が1,220校に対しておよそ3分の1程度となるのでかなり少ないのではないでしょうか。特に、奈良県では1校しかなく大阪5校、京都5校、東京7校と人口に対してかなり少なく感じてしまいます。一番多いのが、北海道で28校、次いで兵庫20校、静岡と栃木が並んで18校となっています。合宿のメッカと言われている東北では岩手13校、宮城12校、秋田12校、山形17校、福島18校とかなり多いのが分かります。ところで、高知県ではどのくらいあるのでしょうか。高知県では5校実施している学校がありと人口比でいえばそれなりに多いといえるのではないでしょうか。

<参考>一般社団法人 全日本指定自動車教習所協会連合会 教習所関係統計 2022年分調査

大型一種をお得に取れる一般教育訓練給付金

大型一種免許を取得の際には、厚生労働省の一般教育訓練給付金が利用できます。そして、一般教育訓練給付金を利用すると受講費用の20%(上限10万円)が訓練修了後に支給されます。大型車は特に運転免許の中で取得費用が高額になる場合が多いのでぜひとも活用したいですね。ただし、自動車学校によって利用できるかできないかが異なる場合がございますので必ずご入校までにご確認をお願い致します。また、ご自身に受給資格があるかどうかも確認が必要となります。

一宮・高知県自動車学校の一般教育訓練給付金はこちら
受給資格についてはこちら(厚生労働省HPより引用)
一般教育訓練給付金Q&A(厚生労働省HPより引用)

まとめ

  本記事をお読みいただければ大型一種免許の概要や取得方法についてはご理解いただけたのではないでしょうか。また、弊社では、通学免許・合宿免許で大型一種免許の取得を希望されている皆様のサポートをしております。大型一種を取得すれば、旅客自動車や大型特殊自動車を除きほぼすべての車を運転することができるようになります。近年では特に運送業のドライバーが不足しており、大型一種を持つトラックドライバーへの社会の期待は高まるばかりです。

この記事を書いた人

マーケティング担当 問田 和希
大学は法学部を専攻。不動産会社で営業経験、WEB集客、店舗マネージメントに携わり2021年8月より株式会社ケーディエス(一宮・高知県自動車学校・安芸自動車学校・くま高原ドライビングスクール)にてマーケティング担当としてWEB対策(ホームページリニューアル)や広告運用、合宿免許の募集担当を行う。

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